「自由に働けるって最高!」…と思ってたあの頃の自分へ。
自由って、なんだと思います?
「誰にも縛られず、好きなときに起きて、好きなときに働けて、好きなときに昼寝できること」──そんなイメージを抱いてたあの頃の自分に言いたい。
「それ、だいたい全部、叶ってません」と。
どうも、コンプレックス研究所の“サイトウさん”です。
鼻の穴より自信が小さかった時代を経て、今ではこうして皆さんの前で堂々と、鼻を膨らませながら喋っております(隠せ)。
さて、今日のテーマは「スポットワーク」
──そう、いわゆる「自由な働き方」の代表格です。
アプリでポチッとすれば、すぐ仕事が見つかる。面接も履歴書もいらない。
明日からでも働ける。まさに、自由という名の夢のチケット。
……のはず、だったんです。最初は。
でも、これまで1000人以上の相談に乗ってきた中で気づきました。
「スポットワークって、自由だけど、自由じゃねえな?」という共通点があることに。
好きなときに働けるって聞こえはいいけど、実際は「仕事が見つかるまでアプリを鬼リロード」したり、「交通費出ないから赤字にならないようにシフト組む」とか、「その日暮らし感が強すぎて精神えぐられる」とか……。
もはや「好きなときに働く」じゃなくて、「働けるかどうかに一喜一憂する日々」なんですよ。
「え、自由って、こんなに疲れるもんだったっけ?」と、
ある日ふと気づく。──そう、まさにこれは自由の皮をかぶった“労働地獄”。
でもね、最初は誰もがそこに希望を感じたんです。「これなら、自分にもできるかも」って。
だから今回は、その希望がどうすれ違い、どこで現実にブン殴られて、どうすればもう一度、自分の道を見つけられるのか──その“リアルな声”を紹介していきます。次に紹介するのは、スポットワークに人生を賭けた、ある若者の話。
彼の物語を通して、自由という言葉の本当の意味を、一緒に見つけていきましょう。
スポットワークが“自由”に見えるカラクリ
スポットワーク。言葉の響きだけで、なんかもうカッコいい。
「え?今日?スポットで軽く働く感じっす」みたいな。
スタバでMac開いてる人が言いそうランキング、堂々の1位。
実際の中身はというと──「短時間・単発OK、即勤務・即日払いの求人を、
スマホで探して入れる働き方」って感じです。コンビニ、飲食、工場、イベントスタッフ…などなど、幅は広め。
履歴書不要、面接不要、時間の縛りなし。
自由の三拍子そろい踏み。
なんてこった。とんでもなく自由そうな世界じゃないか!でも、現実は違います。
朝、スマホでアプリを開く。「よーし、今日はどんな仕事あるかな〜」……って、ない。
全然、ない。条件の良い案件は「秒速で終了」。
何回もリロードして、やっと見つけた案件は片道40分、交通費ゼロ、時給1080円。
「いや、これ移動時間入れたら実質800円やん」
「ていうか、向かうまでにパン買ったらマイナスやん」
しかもこれ、“選んでるつもりで、選ばされてる”んですよ。
「好きなときに働ける」という響きの裏側には、「仕事があるときしか働けない」っていう鉄のルールが隠れてる。
今日働きたい。
でも案件がない。明日も探してる。
けど、距離が遠い or 給料低すぎる。
選択肢はたくさんあるのに、「ちゃんと選べるものがほとんどない」というパラドックス。
そして最大の罠。それは──“待機時間”という名のブラックホール。
15時の案件に向けて13時半に家を出て、16時半に終わって17時半に帰宅。実働2時間。
拘束時間4時間半。これで手取り、3,000円ちょい。
……ちょいどころか、だいぶキツい。一見キラキラして見えるスポットワークですが、現実には「時給というより“拘束時間”との戦い」になりがちなんです。
でも、最初は気づかないんですよね。「自由っぽい」から、なんとなく許せてしまう。
「好きなときに働ける自分、なんかイケてる」って、ちょっと思っちゃう。でも、その“自由感”がだんだん不安感に変わっていく。
「明日、仕事あるかな?」
「来週、稼げるかな?」
「ていうか、来月の家賃いける?」
そう、自由という名の選択肢に手を伸ばしたはずなのに、気づけば“毎日がガチャ”状態。そしてついに、ある日、気づくのです。
「あれ、これ…普通に不安定すぎん?」
次は、そんな“ガチャ地獄”に飲まれていった、ある相談者のリアルな話を紹介します。──そこには、夢を抱いた若者の、希望→混乱→絶望のストーリーが詰まっていました。
自由を求めて飛び込んだ先に、待っていたもの
26歳。元営業マン。
月のノルマに追われる日々に疲れ、「もう、組織で働くのムリだ」と思って辞めた。「もう少し、自分のペースで働きたい」そう思って見つけたのが──スポットワークだった。
履歴書いらない。面接なし。
即日OK。スマホでピッとやれば働けるなんて、こんな都合のいい働き方ある?いや、あるんです。
それが怖いくらいに。「週3くらいで働いて、あとは自由に生きる」そんな理想を描いていた。
けれど、現実は少しずつズレていく。朝はアプリとにらめっこ。
案件がない。午後は予定が空いてるのに、働ける場所が見つからない。
夜になって、やっとゲットした案件は移動1時間、時給1100円。帰宅すると、疲労感とモヤモヤだけが残った。
何日もそんな日々が続いて、ようやく気づいた。「これ、自由じゃない。“自由風”だ」スマホに縛られ、収入は不安定。
働いてない時間にも、ずっと「働ける案件」を探している。「今日は休みだ」と思っても、どこかで「働かなきゃ」と焦っている。
そうなると生活リズムも崩れてくる。予定が埋まらないと、罪悪感が湧く。
仕事が少ない週は、翌月の家賃が頭をよぎる。そんな夜だった。
コンビニの帰り道、缶コーヒーを片手に、ふと漏れた独り言がある。「……俺、何してんだろうな」月曜の夜9時。
誰もいない公園のベンチ。さっきまで「自由な働き方サイコー」と思っていたはずなのに、なぜか心の中には、孤独と焦燥しか残っていなかった。
──彼は言った。「働く自由より、“働けない不安”の方がでかかった」と。
これが現実だ。
キラキラした自由の裏には、ちゃんと「責任」と「不安定さ」がセットでついてくる。
でも、ここで大事なのは。彼はちゃんと、自分で選んだということ。
逃げたんじゃない。変えたかったんだ。
それって、やっぱりすごいことだと思う。
それでも「自由を求めた」あなたは、ちゃんとすごい
どんなにうまくいかなくても。思ったより稼げなくても。
予定が空白でも、口座がスカスカでも。「もっと自由に生きたい」って、ちゃんと思えたこと。
それって、本当にすごいことなんです。だって、普通の人はそれすら気づかない。
モヤモヤしてても、「みんなこんなもんか」で片づけちゃう。
心が悲鳴を上げてても、イヤホンの音量を上げてごまかす。
そんな中であなたは、「このままじゃ違う」って、ちゃんと向き合った。
それだけで、すでに一歩目は踏み出してるんです。
たとえ転んでも、進もうとした証拠。まわりと違う道を選んだことを、誰かに笑われたとしても。
それは“逃げ”じゃない。ちゃんと“選んだ”ってことなんです。
うまくいかないとき、人は自分を責めがちです。
「選んだ自分が間違ってたのかな」「やっぱり会社に残ればよかったのかな」って。
でも違う。間違ってたんじゃなくて、「まだ、たどり着いてないだけ」なんです。
最初に選ぶ道が、最終地点につながってるなんて限らない。むしろ遠回りこそが、ちゃんとした道だったりする。
だから、いま心がくたびれてるあなたに、こう伝えたい。
「それでも、選んだあなたは、すごい」その勇気は、本物だった。
その違和感は、感性が生きてる証拠だった。そして、ここからです。
「じゃあ次、どうする?」
「何があれば、この自由は、ちゃんと自分の味方になってくれるのか?」
次の章では、そんな“自由の使い方”をもう一度考え直していきましょう。本当に欲しかったのは「働かない自由」じゃなく、“安心して生きられる自由”だったのかもしれないから。
バイトは稼げる。でも…?──本当に欲しい自由ってなんだろう
「よし、もうスポットワークは疲れた。やっぱバイトやな、バイト。」
──ってなる気持ち、わかります。だってバイト、最強ですから。
時給固定。交通費アリ。
安定してシフトに入れる。「明日、仕事あるかな…」って不安もないし、スマホ片手に求人アプリを連打する必要もない。
スーパーのレジでも、カフェのホールでも、黙ってても時給が発生する。ありがたすぎる。
この国の資本主義に、ありがとう。……でも。
それだけで、人生って整いましたっけ?
相談者の彼は、スポットワークをやめたあと、バイトに戻りました。週5でレジ。
ちゃんと働ける安心感。手取りも月20万弱。
「やっと生活が安定した」と笑っていたけど
──ある日、ふとこんなことを言ったんです。
「時間を取り戻せたはずなのに、自分の人生が後回しになってる気がする」自由を求めて飛び出したのに、気づけばまた、誰かのシフトと売上に人生を預けている。
もちろん、バイトが悪いわけじゃない。稼ぐ手段としては、超優秀。
でも彼が本当に欲しかったのは、「空いてる時間」じゃなく、「生きてる実感」だった。だから彼は、もう一度考え直したんです。
「“働く”って、自分にとって何なんだろう」って。
そして、少しずつ──自分の時間を主軸に、働き方を模索し始めました。
誰かに決められた時間じゃなく、自分でスケジュールを組む。好きなことだけじゃなく、「得意かもしれないこと」に目を向ける。
朝の散歩、夜の読書、昼のコーヒー
……生活の中に、自分らしさを取り戻していく。お金は、すぐには増えないかもしれない。
だけど、心の中にひとつずつ、納得が積み重なっていく。
それが「自由」ってことなんじゃないか──と彼は気づきはじめたんです。
ここで、サイトウさんからあなたに問います。「あなたにとっての“自由”って、何ですか?」誰かの決めた“正解”じゃなく、あなた自身が「こう生きたい」と思えるもの。
その問いに、すぐ答えが出なくてもいい。でも、考えることをやめないでほしい。
そして、もし少しでも「違和感」に気づけたなら
──次は、その違和感の正体を見に行く勇気を持ってほしい。楽な道とは言えないです。
けど、辛い道でも歩くサポートをサイトウさんは全力でします。最後に、一歩踏み出すための道をあなたに伝えます。
変わるのは「道」じゃない。「向き合い方」だった
「スポットワークで自由に生きる!」
「もうバイトなんてしない!」そう思ってたあの頃の自分へ
──いや、ちょっと落ち着け。話を聞け。
まずは水を飲め。……と、今なら言いたい。
でもね、あのときは必死だったんです。「今の働き方は違う気がする」
「もっと自分らしく生きたい」って、本気で思ってたからこそ、あの選択をしたんですよね。
それ、間違いじゃなかった。むしろ、めちゃくちゃ正直だったと思うんです。
そして、いまこの記事を読んでるあなた。それだけで、もう十分すぎるくらい、進んでる。
「動けなかった日」も、「やる気だけ空回りした日」も、「スマホで案件探して終わった日」も。全部、ちゃんと意味がある。
ちゃんと、生きてたってこと。大事なのは、“どの道を選んだか”じゃなくて、その道で、何に気づいて、どう向き合ってきたか。
自由な働き方でも、会社員でも、バイトでも、なんでもいい。大切なのは、「このままでいいのか?」って、自分に問い続ける姿勢。
あなたはもう、小さな違和感に気づいて、それを見ないふりせずに、ここまでたどり着いた。それだけで、変化の入口に、しっかり立ってる。
だから、焦らなくていい。後悔しなくていい。
“ちょっとだけ、自分のことを信じてみる”
──その一歩があれば、きっと変わっていける。僕自身、正解なんて未だにわかりません。
でも、「わからないなりに、生きてみる力」だけは、いつだって鍛えられる。もし、あなたがその一歩を探しているなら──僕と一緒に、探してみませんか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
LINE@に登録後で登録することも可能です!
メルマガもLINE@もダブルで登録するのがオススメです!
全て同じメルマガの登録フォームとなっておりますので、ご安心くださいませー


