「稼げるって聞いたんですけど?」
──その言葉を信じたあの日の私たちへ。
「チャットレディ、稼げるって聞いたんですけど?」──いや、言ったの誰だよ。
マジで一回、表出てくれ。
SNSを開けば「在宅で月50万♡」「顔出しナシでOK!」
しかも「スマホ1台で今日からスタート!」って……え、それもう理想の副業、全部盛りやん。
「ちょっと可愛い声出すだけで稼げます」「自信がなくても大丈夫!あなたにもできる!」「おしゃべりで報酬発生♡」こんな甘い言葉、信じない方が無理。人間、疲れてるときほど希望に弱いんです。
どうも、コンプレックス研究所の“サイトウさん”です。自己肯定感はマッチ棒で立ってますが、笑いと分析力だけでなんとか生きてます。
でね、ここ1年くらいで急増してるんですよ。「チャットレディ始めたけど、全然稼げないんです…」って相談。
最初はみんな、期待に胸を膨らませて飛び込んでる。でも、数週間後にはだいたいこうなるんです。
「待機ばっかりで誰も来ない」「結局、見た目勝負じゃないの?」「メンタルが削れて無理」そして最後に残るのは、「私が悪いのかな」という、静かな自己否定。でもね。
それ、本当に“あなたの努力不足”なんでしょうか?──って話を、これからしていきます。1000人以上の相談を受けてきた中で、見えてきた“チャットレディで稼げない人の共通点”。
そして、「それでも諦めなくていい理由」。
チャットレディは“ラクに稼げる”なんて、誰が言ったんだよ
チャットレディ、調べれば調べるほどこう出てきます:
「顔出し不要」「スマホ1台でOK」「高時給2,000円以上」
──はい、夢の三拍子揃ってますね。
まるで、「しゃべるだけでお金がもらえる魔法の椅子」がそこにあるかのような世界観。
あとはその椅子に座って、ニコッと微笑めば、チャリンチャリン…!……ってなるかーーーい!!「通話時間」が命。で、ここが大事なんですけど、「待機中」は時給に含まれません。
「誰か来るかも」とカメラをオンにしたまま、5分…10分…30分……来ない。まじで来ない。
その間、笑顔キープ。姿勢キープ。
もはや地蔵。さらに地味にエグいのが「人気格差」。
上位ランカーは常連も多く、ひっきりなしに呼ばれる。一方、始めたばかりの人は──誰も来ない。
来てもすぐ抜ける。そっ閉じ。
プロフィール写真・自己紹介文・タイムスケジュール・ランキング表示……これ全部「戦闘力の可視化」。つまり、“見た目+空気感+営業力”の総合格闘技なんです。
でもね、まだあるんですよ。一番しんどいのがここ。
メンタル、めっちゃ削れます。
「もっと見せてよ」とか言ってくる謎ユーザー
ずーっと無言のまま、ただ見てくる人
「どうせ君も金目当てなんでしょ」って言い残して去っていく男
いやいや、メンタルどんだけ鍛えたらいいん。チャットレディって、表向きは“楽しいおしゃべり仕事”だけど、中身は完全に「人間の評価をリアルタイムで受け続ける地獄ゲー」なんです。
で、これ、耐えられる人は確かにいます。むしろ「好き」「得意」って人もいます。
でも、それって向き不向きがめちゃくちゃある仕事なんですよ。“向いてない人が頑張ると、病む”。
マジで。これまでに話を聞いた中でいちばん印象的だったのが、「チャット待機中、鏡に映った自分を見て泣いた」という言葉。
笑ってるはずなのに、目が死んでた。明るく振る舞ってるのに、心がどんどん削れていく。
──それでも「これで稼げるなら…」と、毎晩ログインボタンを押す。もう、努力とか気合いとかの次元じゃない。
稼げると思って飛び込んだ彼女が、いつの間にか自分を責めていた話
彼女は27歳。もともとは飲食店で接客をしていた。
でも、コロナで職場が閉店。収入がゼロに。
「顔出ししなくても稼げるなら、それって最高じゃん」
──そんな情報を信じて、チャットレディを始めた。最初はテンション高めだった。
「時給換算4,000円いけた人もいるらしいよ!」「週3でも生活できるとか、やばくない?」
スマホを片手に、期待で胸が膨らんでいた。でも、現実は──待機30分、報酬0円。
「まぁ初日だし、これからでしょ」そう思ってプロフィールを見直し、写真を変え、自己紹介文に「ちょっぴり寂しがり屋です♡」とか書いてみたりもした。けど、次の日も人が来ない。
来ても、開口一番「もっと脱げる?」とか言われる。露出を増やせば、ちょっと滞在時間は伸びた。
でも、ログアウトされたあとの虚しさの方が長く残った。「こういう世界なんだ」「それでも稼がなきゃ」そうやって割り切ろうとした。
だけど、気づけば変わっていたのは、彼女の“心の声”。「私って、魅力ないのかな…」「他の子は呼ばれてるのに、なんで私だけ…」初めは期待してた自分がいた。
でも今は、自分を責める自分しかいなかった。ある夜、彼女が僕に言ったんです。
「演技して、笑って、メッセージも工夫して、ランキングも気にして、時間も費やして。でも誰も来ないと、“私が足りないんだな”って思っちゃうんです」
その声は、強がってたけど、かすかに震えていた。そして、画面越しにポツリと。
「今夜はもうダメかも」その瞬間、彼女は涙を拭った。誰にも見られないように、そっと。
画面の向こうにいたのは、がんばっても報われなかった、ひとりの人間の姿だった。彼女は、努力をしてなかったわけじゃない。
むしろ、やれることは全部やっていた。ただ、「がんばる場所」が、本人に合っていなかっただけ。
そしてそのことに、やっと気づき始めていた。
それでも、あなたが飛び込んだことは、まちがいじゃない
まず、ちゃんと伝えたい。あなたがチャットレディに挑戦したこと、それは間違いじゃなかった。
「もっと稼ぎたい」「今の生活を少しでも良くしたい」「自由な働き方がしたい」
その気持ちは、どれもまっすぐで、必死で、ちゃんと生きている証拠です。そして、実際に行動したという事実。
これは、ものすごくすごいことなんです。だって、世の中のほとんどの人は、「やってみたい」と思っただけで終わります。
ググって、迷って、スクロールして──結局、何も変えないまま、今日もまた「明日やろう」で眠っていく。そんな中で、あなたは「やってみよう」と動いた。
それだけでも、誰よりも一歩、前に出てたんです。たしかに、うまくいかなかったかもしれない。
想像と違ったかもしれない。「自分には向いてないかも」と思った瞬間もあったはず。
でも、それに気づけたこと。その“違和感”を放置せずに向き合えたことこそが、立派な成果です。
本当に怖いのは、違和感に気づかないまま、ズルズルと時間を使ってしまうこと。あなたは、それを避けることができた。
そして今、この文章を読んでいる。ということは、まだ「自分の人生をどうにかしたい」と思っているということ。
だから、大丈夫。ここまで来たあなたなら、もう一度、ちゃんと選びなおせる。
稼げるかどうかより、“選びなおせるか”が大事だった
正直に言えば、稼ぐだけなら、バイトの方が圧倒的に安定してます。時給は固定。
交通費も出る。誰かに媚びる必要も、露出する必要も、待機して心が削れることもない。
「安定収入がある」という一点において、バイトはとても合理的な選択肢です。でも──それって、あなたの人生を“整えてくれる働き方”なんでしょうか?チャットレディという仕事を通して、彼女が気づいたことがあります。
「お金は必要。でも、それ以上に“自分で納得できる道”を選びたい」
「たとえ少し時間がかかっても、自分が“主役になれる働き方”をしたい」
そう言って、彼女はひとつの道を選び直しました。それは、すぐに稼げるものではない。
でも、自分の意志で、意味で、動ける働き方。自分で考えて、自分で決めて、そしてAIでもバイトでもチャットでもない、“自分自身”を軸にした選択を重ねていく道。
だから今、あなたに問いたい。「あなたが本当に望んでいたのは、“ラクして稼ぐこと”ですか?」たぶん違う。
本当は、「誰にも否定されずに、自分らしく生きたい」「ちゃんと報われたい」──そう思ってたんじゃないでしょうか。なら、その気持ちを捨てないでほしい。
誰でもできるとは言えない。でも、本質的であることは確か。
みんなが足踏みする場所に、踏み出す勇気を持てるか。
変わるって、ただ“自分の感じた違和感”を信じることだった
AIにも振り回された。チャットにも振り回された。
思ってた未来と、実際の現実。ズレて、こすれて、痛くて、何度もため息が出た。
でも──それでも、あなたはちゃんと見てた。「なんか違うかも」って思ったその感覚。
流されずに立ち止まって、「自分に合ってるか」を確かめようとしたその姿勢。それって、すごく大事なことなんです。
やめたからって、失敗じゃない。諦めたからって、負けじゃない。
「向いてなかった」って気づけた時点で、もう前に進んでる。本当に怖いのは、違和感を無視して続けて、心も時間もすり減らしていくこと。
だから、あなたのその「一度立ち止まった選択」は、むしろ“生きる側”に戻ってきた証拠なんだと思います。これからの話をしましょう。
また違う選択肢がある。「自分の時間を、自分のために使う」そんな働き方も、生き方も、ある。
ちょっと不安かもしれない。でも、その違和感に気づけたあなたなら、次の一歩も、きっと大丈夫です。
僕も、今もずっと試行錯誤中です。でもだからこそ、伝えたい。
楽な道を教えることはできないけど、どんな道でも一緒に歩いていけます。だから一歩踏み出してみてほしい。
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