「自由な働き方」に憧れて。でも、現実は“タスク地獄”だった
「クラウドソーシングなら、好きなことを仕事にできます!」
──あの宣伝文句を信じてしまった、過去の自分をタイムマシンで小突きに行きたい。
イラストが描けるからって始めたのに、 「〇〇風のキャラを10体、3000円でお願いします」って案件が来たとき、 僕は一瞬、自分が中世の奴隷だった前世を思い出しました。
しかも納期は「明日までで大丈夫ですか?」って、 いや、むしろそれ“明日じゃなきゃダメ”なやつじゃん。
どうも、コンプレックス研究所のサイトウさんです。
これまで1000人以上の相談に乗ってきましたが、 中でも「クラウドソーシングで自由になりたかったけど、稼げない」という悩みは、毎年のように絶えません。
なんなら、2023年には「自由に稼ぐ系YouTubeチャンネルを観て始めたけど、3ヶ月で心が死にかけました」ってLINEが月に8通くらい来ました。 しかも全員、だいたい同じ流れで燃え尽きてるんですよ。
で、僕が共通点を探っていったら── 出てきたんです、共通項が。 それはね、 「自由な働き方=理想」っていう、ちょっと甘すぎる幻想。
そもそも「自由」って言葉、なんかズルいんですよ。
・時間に縛られない ・好きなことをやれる ・上司がいない
……っていう表面だけ見せといて、 実際は「低単価・激務・評価ゼロ」の3点セットが裏に潜んでる。
でもね、悪いのはあなたじゃないんです。 誰だって、カフェでMac開いて仕事してる人を見たら、「あ、あれになりたい」って思うんです。 (なお、その人はだいたいGoogle検索してるだけ)
この記事では、 そんな“憧れた自由”に裏切られたあなたに、 笑いつつ、ちょっとだけ切なくて、 でも最後には「じゃあ、次に何を選べばいいのか」が見えてくる話を届けていきます。
クラウドソーシングが稼げないのは、“自分の時間を安く売るゲーム”だから
クラウドソーシングの世界って、一見めちゃくちゃ自由に見えるんです。
「どんな仕事をするか、自分で選べる!」 「働く場所も時間も、ぜんぶ自分で決められる!」
──たしかにその通り。 でもね、その“自由”には、重大なカラクリがあるんです。
クラウドソーシングの仕事って、だいたい2パターンに分かれます。
① タスク形式
アンケートとかレビューとか、テンプレ系の簡単作業。 ・「30文字の感想を100件書いて500円」 ・「商品画像にタグをつける作業で300件=700円」
やってることは地味なのに、脳がジワジワと疲れていく拷問系。
② 提案形式
ライター・デザイン・動画編集など。 自分から「やらせてください!」と営業をかけるやつ。 提案文を書いて、ポートフォリオ添えて、丁寧に見積もりもつけて──
で、返ってくるのがコレです。
「今回は他の方を採用しましたが、また機会があればよろしくお願いします。」
※この文章、10回くらい見ると人格崩壊してきます。
じゃあ、運よく案件を取れたらどうなるか?
クライアント「初回なので、試しに500円でお願いできますか?」 クライアント「修正は無料ですよね?」 クライアント「納期は3日で大丈夫ですか?」 僕「はい…!(もはや“僕”じゃなく“僕ェ…”)」
気づいたら、5時間かけて500円。 コンビニで缶コーヒー買って、ほぼ終わり。
これってつまり、 “自分の時間を、めっちゃ安く売るゲーム”なんです。
しかも、“選べる自由”があるようで、 実際は「選ばれる側」にずっと居続けるという不思議な構造。
あなたがどんなに頑張っても、 提案が通らなければ、0円。 頑張って納品しても、修正地獄に飲まれたら、時給200円。
驚くべきは、 このシステム、めちゃくちゃ整ってるってこと。
マッチングサイトは、取引が増えれば増えるほど手数料が入る。 だから、「低単価でも仕事を取ってくれる初心者」がいてくれた方が、ビジネス的にはありがたい。
つまり、“稼げない初心者”が、業界の土台を支えてるという皮肉。
でも、誤解しないでほしいんです。
あなたが稼げなかったのは、努力が足りなかったからじゃない。 そもそも“そういう仕組み”だったからなんです。
次はそんな仕組みの中で、「自分を責め続けて、心が壊れかけた」 ある相談者の話を紹介します。
共感しすぎて泣くかもしれません。 でも、その涙の先に、小さな希望が見えてきます。
“在宅で稼げる”はずだったのに──報われなさすぎて、涙が出た
「在宅ワークなら、子育てしながらでも稼げます!」 ──そのキャッチコピーを信じて、彼女はクラウドソーシングを始めた。
「昼は子どもがいるから、夜にがんばろうと思って」
「とにかく提案しまくって、スキルも身につけたいんです」って、最初は目が輝いてたんです。
でも、3週間後──彼女から来たメッセージは、 まるで息切れしたマラソンランナーのような、にじむ言葉で溢れていました。
彼女は、20代の主婦。 育休中に「このまま会社に戻るのは違うかも」と思い、 家で稼げる方法を探し、クラウドソーシングに辿り着いた。
最初は夢がありました。
「Webライターになりたい」
「SNSで“#在宅ワーク”ってつぶやいてみたい」
「夫に“え、もうそんなに稼いでるの?”って言わせたい」
わかります。 そのテンション、超わかる。
でも、現実はこうでした。
・提案を出しまくっても、返事が来ない
・やっと取れた案件は、単価1文字0.3円の地獄
・納品したら「ここ修正して」「やっぱり方向性変えます」
・それでもめげずに対応したら、「やっぱり今回はキャンセルで…」
彼女の言葉を借りれば、 「仕事は来るけど、お金は来ない」。
「私、1日8時間以上パソコンに向かってたんです」 「夜中まで作業して、肩ガチガチになって」 「それでも報酬は3,000円。時給にしたら…計算したくもないです」
そのあと、彼女は泣きました。
「どうして、こんなに頑張ってるのに、全然お金にならないんですか?」
そのとき、僕ははっきり伝えました。
それ、あなたが悪いんじゃないです。最初から“そういう構造”なんです
努力して、スキルを磨こうとして、 相手に合わせて、時間を削って、 子どもの寝顔を見ながら、自分の未来を夢見て──
それだけやって、「報われない」って、ちょっと残酷すぎませんか?
でも、ここで一つだけ伝えたいことがあるんです。
彼女は、諦めなかったんです。
泣いたあと、自分のやり方を変えようとした。 ただ闇雲に頑張るのではなく、“戦う場所”を見直した。
その話は、また今度ゆっくり話すとして──
次は、そんな彼女や、この記事を読んでいるあなたに伝えたい。 「それでも、自由を選んだあなたはすごい」という話。
結果が出ていない今でも、あなたはもう、特別な場所に立っています。
“在宅で稼ぐ”を選んだあなたは、それだけでめちゃくちゃすごい
正直な話、クラウドソーシングで稼げる人って、ほんのひと握りです。
なのに、あなたはそこで挑戦してきた。 提案文を何度も書き直して、 深夜のリビングで、肩こりと戦いながらパソコンに向かって、 報酬が低すぎて泣きそうになりながらも、「次はうまくいくかも」って信じ続けた。
ねえ、それってさ。
本当にすごいことなんですよ。
世の中の大半の人は、 「会社辞めたい」とか「家で稼げたらいいのに」って言いながら、 実際には何も始めないんです。
言い訳だけを口にして、 「どうせ無理だよ」って笑ってる人、あなたの周りにもいませんか?
そんな中で、 あなたはちゃんと、“始めた”。
仕事を辞めるとか、起業するとか、そういう大きな話じゃなくてもいい。 家で、自分の時間を削ってでも、やってみた。
それだけで、もう、誰よりも勇敢です。
きっと今、結果が出ていないことに落ち込んでいるかもしれない。 周りと比べて、自分だけが止まっている気がしてるかもしれない。
でもね、 止まっているように見えるその場所に、あなただけが立ってるんです。
「挑戦したけど、稼げなかった」って思うかもしれないけど、 その“挑戦した”という事実自体が、 何もやらずに終わっていく99%の人とは、まったく違う場所にいる証拠です。
ただ── ほんの少しだけ、こう思ったことはありませんか?
「…でも、本当にこのままでいいのかな」って。
それは、あなただけじゃなくて、 挑戦してる人なら誰もがぶつかる“違和感”です。
でも、大丈夫。
その感覚は、次の一歩を踏み出す合図なんです。
このあとは、 バイトより稼げないこの働き方に、 それでも“希望のヒント”があるという話をしていきます。
バイトより稼げないけど──そこに“答えのヒント”があった
「このまま続けても、たぶんバイトの方が稼げる」
そんなふうに、心のどこかで思ったこと、ありませんか?
クラウドソーシングって、頑張れば頑張るほど時間が溶けていく。 しかも、時給換算すればどんどん気持ちが萎えていく。
でも、それでも僕は思うんです。 そこにこそ、“本質的なヒント”があるって。
クラウドソーシングの世界って、一見“自由”なんです。
でもその自由って、よく見ると、「仕組みの外に放り出された自由」なんですよ。
・案件の価格は、クライアントが決める ・報酬の支払いは、プラットフォームが握ってる ・ルール変更も、ランク制度も、通知ひとつで変えられる
つまり、僕たちは「自由です」って言われながら、 ずっと“選ばれる側”のポジションに固定されてる。
じゃあ、稼げてる人って何が違うのか?
彼らは、そこからもう一歩踏み出してるんです。 自分で仕組みを作ったり、媒体を持ったり、 発信力や信用を「自分の資産」に変えている。
ブログでもSNSでもYouTubeでもなんでもいい。 「案件を探す」んじゃなくて、「案件が来る状態」を作っている。
それって、誰でもすぐできることじゃない。 簡単な話でもない。
でも── それが本質だってことは、否定できない。
僕はこれまで、何百人という“挑戦者”に出会ってきました。
その中で、人生を本当に変えた人たちは、 いつも「みんなが足踏みしている場所」に、もう一歩だけ踏み出してたんです。
不安でも、正解が見えなくても、 「このままじゃ終われない」って、勇気を出して前に進んでいた。
あなたにも、その一歩が踏み出せる瞬間が、きっと来る。 いや、この記事をここまで読んでる時点で、もうその一歩は始まってるのかもしれない。
だから僕は、こう誓います。
「最後に、一歩踏み出すための道を、あなたにそっと渡します。」
変わるって、ただ“信じてみる”ことだった
「このままじゃダメだ」 そう思いながらも、動けなかった昨日。
でも、今のあなたは、こうしてここまで読んでくれた。 少しでも「やってみようかな」と思ったその時点で、 もう変化は始まってる。
それは、ものすごく尊いことです。 動けなかった昨日より、“やってみよう”と思えた今の方が、ずっとかっこいい。
これまでの道のりは、決して楽じゃなかったはずです。 「在宅で稼げる」「自由な働き方」── その言葉に振り回されて、報われない夜を何度も越えてきた。
でも、それでも、あなたは止まらなかった。
泣きたくなるほど頑張った日々は、 あなたがちゃんと“自分の人生と向き合った証拠”です。
完璧じゃなくていい。 全部分かってなくてもいい。
まずは、自分のことをちょっとだけ信じてみる。 それだけで、人はちゃんと変わっていける。
「もう一度やってみようかな」 「今度こそ、ちゃんと選び直そう」
そんな風に思えたなら、 その小さな気持ちこそが、 あなたの未来を変える最初の一歩になるはずです。
そして、もし。 「もう少しだけ深く知りたい」 「自分に合う道を見つけたい」 そう思ったなら──
ここから先は、僕と一緒に進んでいきませんか?
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