富山銀行がやばいと言われる理由|社員が直面する3つの現実と対策

kasegenai

変わりゆく銀行業界―「安定」の幻想とは

「銀行員は安定している」そう思われていた時代は、もう過去のものかもしれません。みずほ銀行は、今後10年間で1万9000人の削減を計画しています。三井住友銀行も、店舗統廃合を加速させています。


メガバンクでさえ、この状況です。「大きすぎて潰れない」と言われていた存在が、今、大規模なリストラと店舗削減を進めている。これが意味することは何でしょうか。

地方銀行は、さらに厳しい状況に置かれているかもしれません。「富山銀行、やばいって聞いたけど…」ネットでそう検索する人の心の奥には、実は別の問いが隠れていることが多いです。「この銀行で働く自分の将来は、本当に大丈夫なのか?」「同期が辞めていく理由は、単なる個人の都合じゃなくて、もしかして…?」「昇進した先輩を見て、『ああなりたい』と思えない自分がいるのはなぜだろう?

」確かに富山銀行は、全国で一番小さな上場地方銀行です。従業員338人、支店39店舗。でも、その小ささが意味することは、経営状況が社員一人ひとりに直結するということ。

では、実際に何が起きているのか。冷静に見ていきましょう。

営業エリアの人口減少が、貸出需要を蝕いでいる現実

富山銀行の本店がある高岡市。富山県西部のこの地域は、日本全体の人口減少を象徴するような場所です。富山県全体は2010年代から毎年1万人前後の人口が減少しています。

高岡市は県内2番目の都市ですが、ここ20年で若年層、特に20代女性が県外へ流出し続けています。進学で出た若者の多くが帰ってこない。これは全国的な地方の課題ですが、富山県はそのスピードが速いのです。

営業エリアが消えていくというのは、銀行にとって何を意味するでしょうか?人がいなければ、借りたい人もいません。融資は銀行の主要収益源です。

でも、融資先の企業自体が減っていく。事業所が減っていく。存続している企業も、高齢化と後継者不足で経営が不安定化しています。

実際、複数の社員口コミから見えてくるのは、こんな悩みです:「融資先がない」「新規開拓先がない」「営業をかけても、規模が小さすぎて相手にされない」営業基盤が萎縮する中で、昔のやり方は通用しません。でも、打ち手は限られている。これが、支店現場の空気を重くしています。

2023年上半期の赤字計上が示す、融資先倒産リスクの深刻さ

富山銀行は2023年4月~9月の上半期で、最終損益が赤字2.18億円を計上しました。前年同期は黒字7.87億円。つまり、1年間で約10億円の収益が悪化したわけです。

原因は何か。金沢市の物流会社アペックスが経営破綻し、富山銀行が融資先として損失を被ったこと。わずか1社の倒産が、決算赤字を左右するほどの影響を与えました。

さらに衝撃的なのは、業界分析メディアの報道で、富山銀行が「融資先企業の倒産件数で県内3位」とランク付けされたこと。これは「この銀行の融資判断に問題があるのではないか?」という市場からの疑問を生みます。規模が小さいということは、多様化が難しいということ。


大規模銀行なら、100社が倒産しても吸収できるポートフォリオを持っています。でも、富山銀行の場合、1社の大きなクライアントの破綻が、決算に直結してしまう脆弱性がある。この現実は、社員にも伝わります。

「あ、この銀行って、思ったより経営基盤が弱いんだ」という不安が、組織全体に浸透します。

給与は低い、昇進は曖昧、ノルマは増える|30代・40代が直面する現実

公式の有価証券報告書では、富山銀行の平均年収は548万円と記載されています。でも、就職口コミサイト「OpenWork」や「エン カイシャ」では、社員の報告年収は425~406万円。100万円以上の乖離があります。

なぜでしょうか。理由は単純です。公式IR資料は全従業員(管理職含む)の平均。

一方、口コミサイトは若手が中心に投稿するため、昇進していない一般職の年収が反映される。実際には、20代後半の手取り月給は24~27万円程度と推測されます。そして、ここからが問題です。

昇給は年1,000~2,000円程度。つまり、年間で1~2万円しか増えない。40代で昇進のチャンスがなければ、年収は500万円前後で天井を迎えます。

その後、定年までほぼ横ばい。「昇進が全て」という社員の声が複数あります。役職に就かない限り、給与で報われる道がないからです。

でも、昇進のハードルは驚くほど高い

昇進昇格の評価基準は「上司2人の引き上げ次第」という、きわめて曖昧な仕組みです。年功序列のようにも見えるし、実力主義のようにも見える。でも実際には、人間関係による要素が大きく、透明性がない

女性一般職の賞与支給率は3.2ヶ月。一方、男性総合職は3.8ヶ月。職種によって昇進ルートが異なり、女性が主任以上に昇進する事例は極めて少ないのが現実です。

一方、ノルマは年々増加しています。入行時の説明では「ノルマなし」と聞いたのに、実際には融資・保険・投信の複合的な「目標」という名の強いプレッシャーが存在します。その達成のために、営業手法が顧客本位からズレていく。

預かり資産を、顧客にとって必ずしも最適とは言えない投信商品に振り向けるプレッシャー。給与は増えない、昇進は見えない、でもノルマは増える。この矛盾は、30代・40代ほど重くのしかかります。



支店長になれない人材が、人員削減の波に飲み込まれる

富山銀行で約40の支店がありますが、すべてに支店長が必要なわけではありません。人口減少が続く中、支店統廃合は避けられない流れです。実際、2019年の新本店移転時には、施設の集約化とペーパーレス化が進められ、その過程で一部支店機能の統合があったと推測されます。

統廃合が進む中、重要な配置転換の問題が発生します。統廃合される支店で働く人材は、どこへ行くのか。① 大きな支店への転勤、② 遠距離の別支店への転勤、③ 退職か。

実質的には、「遠距離転勤か退職か」の二者択一を迫られることになるケースが多いのです。家族がいれば、転勤は難しい。結婚している女性社員にとって、転勤の内示は「退職のきっかけ」になることが多いですが、実は男性でも同じ。

育児や親の介護を理由に、転勤を選べない人は少なくありません。口コミから見えてくるのは、「ライフステージ変動により転居が必要になり退職を選んだ」という事例の存在です。支店長になれなかった人材は、やがて組織から消えていく。


それが、人員削減を加速させます。

「業界全体が斜陽」という不安が、若手の離職を加速させる

新卒で入社した同期は、3年以内にどうなっているでしょうか。複数の社員口コミから見えてくるのは、「同期の半分が3年以内に退職」という現実です。これは、富山銀行特有ではなく、地方銀行全体の傾向ですが、ここまで述べてきた要因が組み合わさると、若手にとって以下のように感じられます:

給与は上がらない

昇進は不透明で、努力の成果が見えない

ノルマと残業(含むサービス残業)は年々増加

パワハラの相談が存在しても、組織として対応できていない

「5年後、この銀行が存在しているのか」という根本的な不安

最後の点が、決定的です。若手が退職を検討する理由の最上位は「将来性不安」なのです。「統合・合併で自分たちの銀行が消滅するかもしれない」という不安が、心理的な離職動機になっています。

OpenWork口コミ(2023年8月)で、ある社員がこう述べています:「大手を除き地方銀行は業界全体が斜陽にあり、今後の統廃合で自分たちの銀行が消滅するかもしれない」北陸地域では北陸銀行が最大手として地位を確立しています。一方、富山銀行と富山第一銀行の2行は競合しながら、相対的に地位が低下していく。10年スパンで見れば、独立系地銀としての存在が危機的になる可能性があります。

その不安が、若手にとっては「5年後の身の振り方を今から考えるべきではないか?」という行動を促進させるのです。

富山銀行だから「やばい」のではなく、地方銀行の未来を象徴している

結論から言えば、富山銀行が特別に「やばい」わけではありません。むしろ、地方銀行全体が直面している問題を、最も明確に映し出しているのが富山銀行です。人口減少に直面する営業基盤。

融資需要の縮小。低金利環境での利鞘圧迫。メガバンク・ネット銀行との競争。

統廃合の波。これらは、富山銀行だけの課題ではなく、全国の地方銀行が共通して抱える問題です。富山銀行は規模が小さいぶん、その影響がより直接的に表れているだけなのです。

ただし、一つだけ確実に言えることがあります。このままの働き方で、あと20年続けられるのか。銀行一筋というキャリア、それ自体が最大のリスクになる時代が来ているということです。

人口減少が加速する中で、銀行業自体の必要性まで問い直される可能性さえあります。デジタル化によって、支店や営業職そのものが不要になる可能性もあります。つまり、「この会社にいれば安定」という考え方自体が、もう成り立たなくなっているのです。

自分の働き方を見直すきっかけ。自分のスキルを別の軸で活かす方法を考え直すきっかけ。収入源を多様化することは、もう「選択肢」ではなく、自分の人生を守るための「必須事項」になっているかもしれません。



では、どうすればいいのか?

銀行一筋は大きなリスクを伴う時代です。収入源を多様化することが重要。でも、「どうやっていいのか分からない」AI副業とか聞くけど、具体的に何をすればいいのか。

その気持ち、よく分かります。実は、私はこれまで2000人以上の方の相談に乗ってきました。みなさん、同じような悩みを抱えていました。

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