「自由になれる」って言われたけど、手に入ったのは“不安定”だった
「ウーバーイーツ、自由でいいよ!好きなときに働けるし!」
──あのときの親友を、僕はまだ許していません。
だってその言葉を信じて始めた結果、 僕のスマホは“鳴らない自由”を、永遠に味わうことになったから。
朝、鳴らない。 昼、鳴らない。 夕方、たまに鳴る。でも取り合い。 夜、ようやく鳴った!と思ったら──目的地は山の上の坂道。
あの瞬間、僕は気づいたんです。 「これ、自由じゃなくて、野放しじゃない?」って。
どうも、コンプレックス研究所のサイトウさんです。
これまで1000人以上の相談に乗ってきました。 ウーバーイーツ、副業、独立、フリーランス、投資、ギグワーク…。
もう、どのジャンルにも「稼げない」って叫んでる人が、絶え間なくいます。 そしてその人たちに話を聞いていくと、不思議な共通点があることに気づきました。
それが、 「自由に働きたい」って言葉。
もちろん、それ自体は素晴らしいし、夢のある考え方です。 でもね、そこには“ある罠”が隠れてるんです。
その罠にハマった人が、どんどん擦り減って、 「自由になったのに、なんでこんなに不安なんだろう…」って、 働いても働いても、未来が見えなくなっていく。
この記事では、 そんな「自由=最高」の幻想を、エンタメ調でバラしていきます。
信じて始めたのに報われない。 頑張ってるのに、バイト以下の稼ぎ。 そんなあなたの違和感は、正しい。
この先で語る“ある相談者”の話を通じて、 「自由に働く」ことの正体を、あなたと一緒に暴いていきます。
次章では── なぜウーバーイーツは稼げないのか? その理由を、ちょっと笑える視点から解説していきます。
ウーバーイーツで稼げないのは、「働いた時間」がすべてになるから
ウーバーイーツって、見た目はめちゃくちゃ自由ですよね。
・好きな時間に働ける ・上司がいない ・スマホ一台でOK
まるで“理想の働き方”みたいな顔してる。 でも──
やってみると分かるんです。 この仕事、走ってなんぼの「体力ゴリ押し型・令和の飛脚」だって。
配達員は、走らなければ、ゼロ円です。
待ってても誰もお金くれません。 まるで“呼ばれない戦隊ヒーロー”。
「ピコンッ♪」という鳴き声(※通知音)だけが、僕たちの命綱。
それなのに── ・平日の昼間は沈黙。 ・土日の昼は競争率バチバチ。 ・夜になってようやく鳴っても、配達先が“心霊スポットみたいな山奥”。
そして雨の日には、 「ブーストついてるから稼げる!」って思うでしょ?
でもね、お釣りでびしゃびしゃになった千円札を見た瞬間、こう思うんです。 「これ、命かけるほどの金額か?」って。
そして、最大の罠が「時給換算」。
1日がんばっても、疲労とリスクを差し引くと── 時給に直すとコンビニの方が強い。
自転車漕いでるときは「自由な風に乗ってる!」って気分になるんだけど、 ふと立ち止まって計算すると、 「これ…自由ってより、“効率の悪い労働”じゃね?」ってなる。
だからこそ、多くの人が言うんです。
「ウーバーイーツは稼げる」んじゃなくて、 「稼げるまで走らなきゃいけない」んだって。
その自由は、 走り続けた先にようやく手に入る“残りかす”。
でも、それでも…最初はみんな希望を持って始めるんですよ。
好きな時間に働けるって最高だと思うじゃん?
彼女は、最初こう言いました。
「カフェの接客がほんとは好きだったんです。でも、毎日同じ時間に同じ場所に行くのが、苦しくなっちゃって…」
「だから、ウーバーイーツにしたんです。“自由な働き方”って、私にもできるのかなって」
──20代後半。ふわっとした巻き髪に、くしゃっと笑う癖のある女の子でした。
最初は楽しそうでしたよ。 「スマホ一つで仕事できるって、ちょっと未来感ありますよね」って笑ってた。 SNSにも「#ギグワーク最高」「#カフェ卒業」なんてタグつけて、 おしゃれなドリンク片手に自撮りしてた。
でも、数ヶ月後──
彼女の顔から、あのくしゃっとした笑顔が消えてました。
「最近、単価が下がってきて…」 「鳴っても、他の配達員と被ることが多くて、取れないんです」 「1日中動いて、5000円いかないときもあって…」
途中、笑って話そうとしてたけど、 言葉の途中で何度もつまって、最後には泣いてました。
「全部、私がダメだからだと思ってた」 「ちゃんと動いてるのに、うまくいかないのは、私が要領悪いからなのかなって…」
違うんです。 それは彼女がダメなんじゃない。 仕組みが、最初から“そう”できてるだけなんです。
個人の努力じゃどうにもならない部分が、たくさんある。 単価も、ルールも、競争環境も、全部“向こう”が決めてる。 私たちは、ただその中で動いてるだけ。
それでも彼女は、毎日走ってました。 “自由”という言葉を信じて。 「好きな時間に働ける」っていう、その甘い響きに、ずっとしがみついてた。
──でも、自由って、 「好きな時間に働ける」ことじゃなくて、 「働かなくても平気な状態」じゃないと、意味がない。
そう言うと、彼女は少しだけ笑って、 「それ、もっと早く知りたかったなぁ」って、涙をぬぐいました。
次は、そんな彼女やあなたに伝えたい。 「それでも自由を選んだ人は、すでにすごい」という話です。
結果が出ていないからといって、自分を責めないでください。 一歩踏み出したこと自体が、誰よりも偉いんです。
“自由を選んだあなた”は、それだけでめちゃくちゃすごい
確かに、ウーバーイーツで思うように稼げないと、 「やっぱり自分には向いてなかったのかな…」って落ち込む日もあるかもしれません。
でも、ちょっと考えてみてください。
あなたは、自分の時間を自分で選ぶという、難しい選択肢に挑んだ人なんです。
世の中の大半の人は、 「会社ムカつく〜」とか「辞めたい〜」って言いながら、 結局ずっと同じ電車に揺られて、同じデスクに戻っていく。
文句だけは一丁前。 だけど、行動には移さない。
でも、あなたは違った。 ちゃんと自分で、“稼ぐ”ということに向き合った。
それだけで、僕は本気で尊敬しています。
たしかに、思ってたより大変だった。 思ってたより、稼げなかった。 SNSで見た“自由そうな生活”と、現実は違った。
それでも、自分の足で立ってみようとした。 「このままじゃ嫌だ」って、ちゃんと声に出せた。
それって、本当にすごいことなんです。
だから、まずは誇ってほしいんです。
あなたは、ちゃんと選んだ。 誰かに与えられたレールじゃなくて、自分の意思で“踏み外してみた”んです。
でも、もしかしたら、心のどこかでこう思っていませんか?
「それでも…結局、何も変わってない気がする」って。
大丈夫。それ、普通です。
そのモヤモヤの正体を、 このあとの章で、もう少しだけ掘り下げてみましょう。
もしかしたらそこに、 自由の“本当の意味”が、隠れているかもしれません。
バイトより稼げないけど──そこに“答えのヒント”があった
「ウーバーって、結局バイトより稼げないじゃん」
──たしかに、それは事実です。 時給で換算すれば、コンビニの深夜バイトの方が安定して高い。
じゃあ、ウーバーはダメな働き方なのか?
…いや、違うんです。
そこにこそ、大事な“ヒント”が隠れているんです。
ウーバーという働き方は、自由を得た代わりに、 仕組みの“外”に出されてしまうという特徴を持っている。
会社に守られることもない。 固定給も、福利厚生もない。 守られない代わりに、縛られない──これが「自由」の本質。
でも、その自由って、すごく危ういバランスの上に立ってるんです。
実際に稼げている人たちって、 配達数を増やして“物量勝負”してる人よりも、 自分のメディアや仕組みを持っている人たちなんです。
・ウーバー×YouTubeで収益化している人 ・配達ノウハウをコンテンツにして売っている人 ・LINEやブログで読者を集めて、他の事業につなげている人
つまり、「動いて稼ぐ人」じゃなくて、 「動かずに稼げる仕組みを作った人」が、生き残ってる。
もちろん、いきなりそこに行けるわけじゃない。 そんなの、僕だって百も承知です。
だから言います。
「誰でもできる」とは、決して言いません。
でも、 本質的であることは、間違いない。
僕がこれまで出会ってきた中で、 本当に人生を変えた人って、 “みんなが足踏みする場所”で、もう一歩だけ踏み出した人なんです。
不安でも、正解が見えなくても、 「でも、このままじゃ終われない」って思った人が、 一歩前に出た。
その一歩が、後から見ればぜんぶの分岐点だった、なんてこともよくある。
僕は誓います。
あなたがもし、次の一歩を踏み出すなら── 絶対に、後悔させない道を一緒に探します。
そして、 その一歩の“具体的なかたち”を、次の章でそっと渡します。
変わるって、ただ“信じてみる”ことだった
「何かを変えたい」と思って、この記事をここまで読んでくれたあなたへ。
──それだけで、もう十分です。
昨日のあなたは、 「変えたい」と思っても、何も行動できなかったかもしれない。 でも今日は、「何かをやってみよう」と、ほんの少しでも思えた。
その変化は、小さくなんかない。 むしろ人生でいちばん大きな一歩かもしれません。
ウーバーイーツで苦しんだ彼女も、 “自由”に振り回されて、何度も心折れそうになっていました。
でも、あの涙のあと、彼女はこう言ってくれたんです。
「自分のこと、ちょっとだけ許せるようになりました」って。
それがすべてです。
変わるって、 環境を劇的に変えることでも、何か大きな成果を出すことでもない。
ただ、自分のことを“もう一度信じてみる”こと。
それさえできれば、人は何度でもやり直せます。
そして、もし、あなたが次に何かを選ぶとき── 「どうせ自分なんて」って思いかけたとき── この言葉を思い出してほしい。
“行動した人にしか、次の景色は見えない”って。
あなたが「自分の時間を、自分のために使おう」と思ったその瞬間、 もう、変化は始まってる。
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