百五銀行をやめたい人へ―辞めたくなる理由と働く人の本音

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変わりゆく銀行業界―「安定」の幻想とは

「銀行員は安定している」そう思われていた時代は、もう過去のものかもしれません。みずほ銀行は、今後10年間で1万9000人の削減を計画しています。三井住友銀行も、店舗統廃合を加速させています。


メガバンクでさえ、この状況です。「大きすぎて潰れない」と言われていた存在が、今、大規模なリストラと店舗削減を進めている。これが意味することは何でしょうか。

地方銀行は、さらに厳しい状況に置かれているかもしれません。

有価証券報告書732万円、口コミサイト492万円―あなたの年収、どちらが本当?

百五銀行の平均年収について、2つの数字が存在します。有価証券報告書に記載された732万円と、口コミサイトから集計された492万円。この240万円の差は、決して誤差ではありません。

実は、それ自体がこの銀行で働く人の悩みを象徴しています。有価証券報告書の732万円は、平均年齢42.4歳、平均勤続年数18.2年の管理職を含めた平均です。つまり、支店長や部長といった上層職員の高い年収が平均値を押し上げているのです。

一方、口コミサイトのデータは実際に働く人たちからの投稿で、平均年齢30.2歳という現役世代の実感です。この数字こそが、若手行員が毎日感じている現実なのです。

若手行員の時給換算したら見えた現実

入社1年目から3年目までの若手行員は、月給で約15万円程度からスタートします。年収に換算すれば200万円前後。ここで重要なのが、実際の労働時間です。

朝7時から夜23時まで働く若手も珍しくない。休日も資格試験の勉強に追われ、実質的に自分の時間がない中での月給15万円です。これを時給換算すると、どうなるか。

一般的なコンビニバイトと同等、あるいはそれ以下になる計算もできます。大学を出て、銀行で働いているはずなのに。同年代のメーカーや商社では年収50万円以上高い人も多い。

その差を痛感するのは、実は新入行員研修が終わって配属されてからです。「若い間は給与が低い。昇格しないと他業界に比べて、ボーナスも少なく感じる」という口コミがあるのは、単なる愚痴ではなく、具体的な計算に基づいた実感です。

5年目の昇格試験前に辞める人が多いワケ

百五銀行で働く人の中で、離職のピークは5年目の昇格試験前だと言われています。これは偶然ではなく、給与体系の構造そのものが原因です。入社5年目の昇格試験。

これに合格すると、年収が大きく跳ね上がります。30歳を超えると年収1000万円を目指せる、あるいは超える人も現れる。その反面、合格するまでの間、給与の伸びは緩やか。

期待値と現実のギャップが最も大きいのが、この時期なのです。さらに問題なのは、昇格試験の合格率です。全員が昇格するわけではありません。

つまり5年目というのは「ここで昇格できなければ、この先も見えてくる」という現実と直面する時期でもあります。精神的な疲弊、給与への不安、そして「このまま銀行にいて、本当に大丈夫か」という根本的な問い。そうした諸々が重なるのが、5年目なのです。

多くの人が5年目を前にして辞めていく。それは彼らが弱いからではなく、給与体系と昇進ルールの構造的な問題に直面しているからです。

10年後のポストは何個残る?―人口減少と支店統廃合で椅子取りゲームはシビアに

この5年で141人削減された現実

2020年3月期の従業員数は2296人でした。それが5年後の2025年3月期には2155人。わずか5年で141人が削減されています。

年に約28人。毎年、新卒採用数の大半が相殺されるペースで人員が減少しているのです。この数字が何を意味するか。

支店の統廃合です。営業店の人員不足です。そして、昇進枠の大幅な縮小です。

銀行員の人生設計は、昇進とリンクしています。早ければ35歳で支店長。その先には部長、本部長といったキャリアパスがあります。

しかし、毎年28人ずつ従業員が減っている状況では、そのキャリアパスそのものが成り立たなくなっていく。支店長になるべき年代で、すでに支店が存在しないかもしれない。昇進の「椅子」が、毎年確実に減っていくのです。

150年続いた銀行も店舗効率化の波には抗えない

1878年、明治11年に創立された百五銀行。147年の歴史を持つ地銀です。三重県内では圧倒的なシェアを持ち、県内企業のメインバンク調査では16年連続で首位(45.13%)です。

その経営基盤は安定しており、格付けもS&P格付けA、格付投資情報センターA+と信用性も高い。それでも、なお、店舗効率化の波には抗えない。現在145店舗で営業していますが、それぞれの店舗の収益性は低下し続けています。

デジタル化の進展で、顧客は窓口に来なくなっている。営業エリアの人口減少で、貸出先や預金者の数は減少している。その中で、経営効率を高めるために支店の統廃合が進む。

経営としては正しい判断かもしれません。しかし、働く人の視点から見れば、それは「あなたの支店は10年後も存在するか」という不確実性の中で毎日を過ごすことを意味します。 3年ごとの転勤で異動先が決まったとしても「この支店は果たして存在しているだろうか」という疑問が常について回る。

そうした不安定さが、若手行員の心理に与える影響は決して小さくありません。

昼休憩も取れない、ノルマも果てしない―「働き方改革」と現場のギャップ

投資信託と保険販売、ノルマはどこまで上がるのか

銀行業界全体で利幅が縮小しています。預金と貸出の利ざやが減少する中で、銀行が利益を確保する手段は、投資信託や保険といった手数料ビジネスへのシフトです。百五銀行も例外ではありません。

顧客に投資信託を勧める。保険を契約させる。その営業ノルマが、毎年上がっていく。

行員からの口コミには「資産運用の営業をしていたがノルマがかなりキツく、またその難易度も年々上がっていった」「年々目標となる数字は高く厳しくなっていっているようです」「投資信託、保険などリスク商品をひたすら販売する毎日に疲弊している」といった声があります。銀行は、顧客の資産形成をサポートする機関のはずです。しかし、現場では数字が優先される。

ノルマを達成しなければ、昇進に影響する。それが年々高くなっていく。すると、顧客の利益よりも自分の営業成績が前景化する。

そうした葛藤の中で、毎日営業活動をしている若手行員は少なくありません。

19時完全退社のルールが、なぜ営業店では機能しないのか

百五銀行は「働き方改革」を謳っており、19時の完全退社を制度化しています。有給休暇の消化率も79.2%と、地銀の中では比較的高い。ただし、その制度が営業店で機能しているかは別問題です。

現場からは「定時退行と言うルールがあるが、営業店は忙しいため、休みを取りづらいところがある」「本部に比べ、営業店は人員が不足しており、特定の繁忙日などは休暇が取りづらい」といった声が上がっています。さらに、昼休憩についても「紙で勤怠を管理している。定時から残業に入るまでに休憩時間が設けられているが、もちろん休憩ではなく労働時間」という指摘すらあります。つまり、制度としては働き方改革が進んでいる。

しかし、営業店という現場では、人員不足と業務量の増加が、その制度を形骸化させている。本部主導の「改革」が、現場の実情を反映していないのです。朝から晩まで営業ノルマに追われ、昼休みも完全には取れず、それでも19時の退社は「理想」に過ぎない。


そうした状況が続く中で「これが銀行の働き方なのか」と疑問を持つのは、むしろ健全な思考です。

三重県内で人口が140万人へ減少する中での10年後―あなたの転勤先に、仕事は残るか

圧倒的なシェア45%も、地盤沈下は止められない

百五銀行の強みは、三重県内での圧倒的なシェアです。県内企業のメインバンク調査では45.13%を占める。これは県内の他の金融機関を大きく上回っています。

その意味で、「地銀としての地盤は安定している」という評価は正しい。しかし、その安定の前提そのものが揺らいでいます。三重県の人口です。

2020年の国勢調査時点で約175万人だった三重県の人口は、2045年には約140万人まで減少すると推計されています。35万人、20%の人口減少です。これが営業基盤に与える影響は甚大です。

企業数が減る。個人の預金が減る。貸出先となる企業も減少する。

そうした中で、どれだけシェアが高くても、母数そのものが縮小していくのです。市場全体が20%減少する中で、シェアを維持することは、実質的には市場縮小への対応を意味します。つまり、銀行としては「地盤は安定」と言えるかもしれません。

しかし、働く個々の行員の視点からすれば「営業エリアの市場は確実に縮小していく」という現実と向き合わねばならない。その先に何があるのか。支店統廃合の加速。

人員削減の継続。そして、自分の転勤先に果たして仕事が残っているのか、という不確実性です。

「殿様商売」はいつまで続くのか

三重県内での圧倒的なシェアを背景に、百五銀行は「殿様商売」と評される側面があります。顧客側からも「振込限度額の設定が不便」「セキュリティが強すぎて使いにくい」といった不満が上がるほどです。つまり、競争がない市場では、顧客の利便性よりも銀行の都合が優先されるという構図です。

しかし、デジタル化が進む中で、その特権的地位は蝕まれています。ネット銀行やメガバンクはシームレスで使いやすい。その競争の中で「殿様商売」を続けることはできない。

新しい技術や顧客対応が求められるようになると、組織の変革が必要になります。一方で、組織内からは「上司は古臭い考えを持っている方が多く、新しい意見を提案しても受け入れられない」「年功序列で体育会系の組織であり、支店にもよるが上司の言う事は絶対なところもある」という声が上がっています。昭和の感覚で「殿様商売」を継続しようとする経営層と、デジタル化への対応が急務であることの間のギャップ。

このギャップの中で働く人は、日々の矛盾を感じています。顧客のニーズと経営の方向性のズレ。古い組織文化と急速に変わる市場の乖離。


その衝突の最前線に立たされるのが、営業店の行員たちなのです。150年の歴史を持つ銀行だからこそ、その変革は難しい。しかし、変革を迫られる環境にある。

その過渡期に働く人たちが、深い疑問と不安を抱くのは、むしろ当然の反応だと言えます。辞めたいと思う気持ちは、決してあなたが弱いからではなく、この組織と市場の根本的な課題に直面しているからなのです。

では、どうすればいいのか?

銀行一筋は大きなリスクを伴う時代です。収入源を多様化することが重要。でも、「どうやっていいのか分からない」AI副業とか聞くけど、具体的に何をすればいいのか。

その気持ち、よく分かります。実は、私はこれまで2000人以上の方の相談に乗ってきました。みなさん、同じような悩みを抱えていました。

「何から始めればいいのか」「自分にできるのか」「失敗したらどうしよう」でも、一歩踏み出した人たちは、確実に変わっていきました。LINEでは、私が実際にやってきた方法を具体的にお伝えしています。押し売りではなく、あなたの状況に合わせた提案をしたい。

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