みちのく銀行をやめたいと思う理由―その気持ちは決して珍しくない

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変わりゆく銀行業界―「安定」の幻想とは

「銀行員は安定している」そう思われていた時代は、もう過去のものかもしれません。みずほ銀行は、今後10年間で1万9000人の削減を計画しています。三井住友銀行も、店舗統廃合を加速させています。


メガバンクでさえ、この状況です。「大きすぎて潰れない」と言われていた存在が、今、大規模なリストラと店舗削減を進めている。これが意味することは何でしょうか。

地方銀行は、さらに厳しい状況に置かれているかもしれません。みちのく銀行で働く人が、「辞めたい」と検索する気持ちは、決して珍しいものではありません。それは、あなたの忍耐力が足りないからではなく、この銀行の構造的な問題があるからです。

本記事では、その問題を四つの視点から見つめ、「辞めたいと思うのは、実は当たり前の反応なのだ」という理解を示したいと思います。

「年収528万円」と「手取り12万円」―有価証券報告書と現実のギャップ

みちのく銀行の有価証券報告書では、従業員の平均年収は528万円から574万円の幅で報告されています。一見、青森県内では高い給与水準に思えるかもしれません。しかし、実際に働く人の声を聞くと、まったく別の現実が見えてきます。

6年勤めても月給12万円の衝撃

「6年勤めても手取りで12万程度でした」―この証言は、単なる個人の感想ではなく、みちのく銀行の給与体系の実態を示しています。月給12万円というのは、どれほどの生活水準を意味するのか。週5日、1日8時間労働だとすると、時給に換算すれば約700円前後になります。

最低賃金が時間とともに上昇していることを考えると、この時給がどれほど低いかは明白です。若手行員たちから聞かれるのは、「生活するのがやっと」という言葉です。入社から7年、8年目までは給与がほとんど上がらず、その間に家族を持つことになれば、経済的な圧迫感は計り知れません。

有価証券報告書で示される「平均年収528万円」と、実際に振り込まれる月給のギャップ。この差が生じるのは、新入社員から中堅層に至るまで、給与水準が大きく異なることを示唆しています。年功序列の仕組みの中で、若い世代ほど搾り出された給与水準にあるわけです。

若手は銀行ローンを組んでいる現実

さらに衝撃的なのは、この銀行で働く若手が、自分たちが勤める銀行のローンを組んでいるという現実です。「生活がやっとのため、銀行のローンを組んでいる若手社員が多かった」という証言から、何が起きているかは明確です。自分たちの給与では生活が成り立たないため、融資の対象者となってしまう。

銀行員である自分たちが、自社のローン商品に頼らざるを得ない状況。これは、給与体系の問題を象徴する出来事ではないでしょうか。同業他行と比べても「圧倒的に給料は低い」という指摘が複数ある中で、みちのく銀行の給与水準は地域内での相対的な高さとは裏腹に、絶対水準では厳しいものになっています。

月給12万円で生活し、銀行ローンを組んで何とか日々を回す。この現実の中で、「辞めたい」と思うのは、決して弱さではなく、ごく自然な反応なのです。

3年ごとの転勤と家族の人生設計―選べない選択肢

銀行業界では転勤がつきものとされていますが、みちのく銀行の転勤システムは特に厳しいものになっています。2年から3年のサイクルで異動が発生するという実態の中で、働く人と家族の人生がどう揺れ動いているか、その現実を見つめることが重要です。

青森県の人口が26%減少する中での異動通知

営業エリアである青森県の人口は、今後26年で26%減少すると予測されています。これは全国で2番目に低い減少率です。つまり、銀行の仕事の対象となる顧客そのものが、急速に減っていく地域で働いているということです。

その中で、3年ごとに異動通知が届きます。青森県内の複数の支店を転々とすることになれば、子どもがいる家庭では転校が避けられません。配偶者がいれば、その仕事や人間関係も断ち切られることになります。

人口が26%減少していく地域で、人間関係を築き、家族の生活基盤を作ることの難しさ。そして、3年ごとにそれがリセットされる。この繰り返しの中で、疲弊するのも無理はないでしょう。

「自宅通勤か転勤か選択できます」のカラクリ

人事制度としては「自宅通勤か転勤かを選択できる」ということになっていますが、その言葉の中にはカラクリが隠れています。自宅通勤を選べば、転勤のない人生が約束されるわけではなく、別の形での制約が生じることが予想されます。組織の中で「選択した側」という扱いを受ける可能性、キャリアパスの差別化、昇進スピードの相違―こうしたことが、実際には起きている可能性が高いのです。

転勤のない生活を選ぶことで、家族の安定は得られるかもしれません。しかし、その代わりに何かを失うのではないか、という懸念は拭い去れません。一方、転勤を受け入れれば、キャリアの面では利がある可能性がある。

でも、家族の人生は揺れ続ける。どちらを選んでも、何かしらの代償がある。この「選べない選択」の中で、働く人は常に葛藤を抱えながら働いているわけです。

今後5年で15店舗が消える―あなたの支店は生き残るか

経営強化計画に基づき、みちのく銀行は着実に店舗を削減しています。2021年時点で75拠点あった支店数は、2024年には60程度にまで圧縮されています。今後5年間で、さらに15店舗程度が消える計算になります。

統廃合で人員削減260人、その中にあなたが含まれる可能性

同じ計画の中で、従業員260人の削減が計画されています。1,150人規模の従業員数からすると、約23%、ほぼ4人に1人が職を失うことを意味します。統廃合されない支店に配属される人もいるでしょう。

しかし、その配属先で人員が削減されれば、必然的に仕事量は増えます。効率化のために、限られた人数でより多くの業務をこなさなければならなくなるのです。「あなたの支店は5年後も残っているか」という問いが、決して杞憂ではなくなっています。

支店がなくなれば、統廃合先の支店で働くことになるかもしれません。距離が遠ければ、転勤に相当する生活の変化が生じます。支店が残ったとしても、定員削減によって職場環境は確実に悪化します。

どちらにせよ、働く人の人生に少なくない影響がもたらされることは確実です。

公的資金200億円の返済期限を超えても経営危機は続く

2009年に公的資金200億円の注入を受けたみちのく銀行は、2024年9月がその返済期限でした。公的資金を返済できるほどに経営が回復したということであれば、安心材料になるかもしれません。しかし、その後も経営環境は厳しいままです。

自己資本比率7.7%という数字は、地銀100社中ワースト3位に相当します。健全経営の目安とされる8%さえ下回っているのです。この数字が意味するところは、この銀行の経営基盤の脆弱さです。

少しの経営悪化によって、システミックな危機に陥る可能性が潜在しています。2025年1月に青森銀行との合併により「青森みちのく銀行」として再出発することが決まっていますが、合併後の経営統合がスムーズに進むかは不透明な部分が多いのです。支店が消え、人員が削減され、経営基盤が脆弱である。


この状況の中で働く人が不安を感じるのは、当然の反応です。会社の将来が不透明な中で、自分たちのキャリアを描くことがどれほど難しいか、容易に想像できるでしょう。

昇進の椅子取りゲーム―ポストは減り続けている

年功序列という仕組みがまだ残る組織では、昇進は多くの人にとって給与向上の唯一の手段です。しかし、その昇進機会そのものが、毎年減少していく状況に置かれています。

係長になっても賞与は「ほぼ変わらない」の謎

昇進という概念が、従来のキャリアパスとしての意味を失いかけています。「主任になると、ボーナスが上がるため年収は上がる」という証言と同時に、「係長になっても賞与がほぼ変わらない」という証言も出ています。昇進のタイミングによって、給与体系が大きく異なる可能性があるということです。

昇進したはずなのに、手取りがほとんど変わらない。モチベーションを失うのも無理はありません。さらに問題なのは、「上司からの完全な評価制度だが、評価によっても賞与の金額が大きく変わらない」という矛盾した状況です。

評価制度の中で一喜一憂しながら、日々の業務に当たっているのに、その結果が給与に反映されない。年功序列と実力主義が曖昧に混在した組織では、働く人は常に不確実性の中にいるのです。

年功序列の仕組みと現実のズレ

年功序列は、理想的には「腰を据えて長く働いていれば、給与も昇進も保証される」という安定感をもたらすはずでした。しかし、店舗削減260人、昇進ポストの縮小が現実となる中で、その安定感は消え去りつつあります。10年後、あなたが管理職相当の年代に達したとき、昇進枠はいくつ残っているでしょうか。

椅子取りゲームの椅子は、毎年減り続けています。平均年収528万円という数字が、経営陣や管理職層を含めた平均であることを考えると、若手層の給与が相当に低いことが推測できます。年功序列の恩恵を受けるためには、昇進という関門を通り抜ける必要があります。

しかし、その関門自体が狭くなり続けているのです。昇進しても給与がほぼ変わらない。昇進を目指しても枠が減り続ける。


この矛盾の中で必死に目標を追う。疲弊するのは、あなたの弱さではなく、組織の構造がもたらす必然なのです。

みちのく銀行を辞めたいと思う気持ちは、決して珍しいものではなく、また不当なものでもありません。それは、給与体系の厳しさ、転勤と家族の葛藤、経営基盤の脆弱さ、そして昇進機会の喪失という、四つの構造的な問題があるからです。あなただけがこう感じているわけではない。

多くの人が同じ違和感を抱き、同じ不安を感じながら働いています。その気持ちに向き合うことは、決して逃げることではなく、自分の人生に真摯に向き合うことなのだと、ここに記しておきたいのです。

では、どうすればいいのか?

銀行一筋は大きなリスクを伴う時代です。収入源を多様化することが重要。でも、「どうやっていいのか分からない」AI副業とか聞くけど、具体的に何をすればいいのか。

その気持ち、よく分かります。実は、私はこれまで2000人以上の方の相談に乗ってきました。みなさん、同じような悩みを抱えていました。

「何から始めればいいのか」「自分にできるのか」「失敗したらどうしよう」でも、一歩踏み出した人たちは、確実に変わっていきました。LINEでは、私が実際にやってきた方法を具体的にお伝えしています。押し売りではなく、あなたの状況に合わせた提案をしたい。

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